殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね
夢のような時間はあっという間に過ぎてしまった。カテリーナの元にダンスの誘いをしようとする男達が待ちかねている。
よし、テラスに避難だ!
そっと進路を変えテラスへ夜風を浴びに行った。風が心地いいですねと、カテリーナに言われて、そうだねと答える。
ブラッドに言われていたことが一つ、カテリーナはそろそろ寝る時間だからきっと電池が切れたように眠たくなるはずだ。早めに切り上げてくれと、再三いわれている。約束を破ったらもう二度とエスコート役はあり得ない! 時計を見て、そろそろお暇しようか? 挨拶もすませたからね。送っていくよ。と声をかけたら、うん。と返事が返ってきた。
もしかしてもう眠いのか? うん。だなんて……そんな返事……可愛いじゃないか!!!私の自制心が持つか心配だ! 侍女がいるから襲うことはないだろう……
セーフ!!
肩に触れるようにそっと手をやった。エスコート役ですから、やましい気持ちはありません。えぇ。一切ありません。