真実の愛〜真逆の二人〜
 ザッザッ、イバラ公園の、土を踏んで、奥へ進んでいく。進んでいくと、おしゃれな、黒いベンチが、ポツンとあった。
「ここなら、話せるだろう。」
二人でベンチに腰掛ける。
早速私が、
「蓮君のエンナレって、エナ、レンってことですか??」
そう。私は、エナというワードが入っている事に気がついた。残った、レとンを並べると、レンになる。しかし、蓮君も、
「いや、笑菜の、レジュエリーだって、レンのレと、エナのエが入っているだろ。」
ギクゥ!バレてた!すると、蓮君が話題を変える。
「そういえば、笑菜は、ゴールデンカップルには、なれたのか?」
あー。聞かれると思った。でも結局、退学してしまったので当然なれていない。
「私は、蓮君が退学した次の日に退学して、料理の専門学校に通ったから。ゴールデンカップルにはなれてないです。」
と言うと蓮君は驚いた顔をして、
「・・・退学したのか。ごめんな。俺のせいで。」
蓮君があやまる。でも、私は
「そんな!!私は自分の意思で退学したから蓮君があやまらなくていいですよ。」
と言う。するとまた蓮君が私に聞いてくる。
「結局、親には、お金を渡せたのか??」
「はい。今は私がお店の売り上げを送っているので大丈夫です。」
蓮君・・・心配してくれていたんだ。
蓮君が話し出す。
「俺たち・・・再会したし・・結婚しないか??」
「け!!結婚!!」
そうだった。あの日約束した結婚をまだ、蓮君は覚えていてくれた。
「はい!!喜んで!!」
プロポーズの返事をする。この瞬間が今までで一番幸せだと思った。
これは、真逆の二人が出会って真実の愛を知り、結婚する幸せなお話。

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