真実の愛〜真逆の二人〜

　二人で関わらない事を決めて、その後すぐ、元神蓮が私に聞いてきた。「もう寝ていいか？」
　「もちろん！！いいですよ！！」私も早く寝たかったから、威勢よく、OKした。「じゃあ。おやすみ。」元神蓮は、自分の部屋へ向かった。「では。おやすみなさい。」私も部屋に向かった。すると元神蓮が何かを思い出したかのように、
「まってくれ！！」といった。
「わーー！！」つい、叫んでしまった。
「ごめんなさい！！」一応謝る。「びっくりしちゃって！！」
「一応もう一度、自己紹介をしないか？？」穏やかに元神蓮が聞く。
なるほど！！そういうことね。私は意味を理解したので答える。
「そうですね。自己紹介は、大事ですね。では。私からよろしいですか？？」一応、私から聞く。
「いいぞ。」元神蓮も許可する。
私は、深呼吸して心を落ち着ける。
「私は中西　笑菜。六人兄弟の長女です！！年齢は、十五歳。好きな食べ物は、麻婆豆腐です！！よろしくおねがいします！！」
元気な自己紹介をする。我ながら良かったと思う。次は元神蓮の番だ。
「わかった。じゃあ、俺の番だな。」元神蓮が息を吸う。
「俺は、元神蓮。元神カンパニーの、次期社長だ。年齢は、お前と同じ十五歳だ。好きな花はバラ。よろしくな。」
すばらしい自己紹介だ。好きな花！！なんかすごい！！
「すごいですね！！自己紹介！！上手です！！」
私がそう言うと、元神蓮が照れくさそうに笑う。
「ま・・まあな」