真実の愛〜真逆の二人〜

第三章 カップル会議

 「話し合いがしたくて」元神蓮が真剣に言う。
 「つまり、カップル会議ってわけですね。」私は、あてずっぽうで言う。
「そういうことだ。」よくわかったな、と元神蓮が言う。「まず最初に、お互いの呼び名を決めたい。」
急に元神蓮が難しいことを言うので、頭の中は大混乱だ。呼び名???あだ名みたいな感じ???れんたんとか??れーれーとか??わかんないよー!!パニクっていると、
「俺だったら、笑菜 で呼び捨てだな。」キューン。呼び捨て??まだ会ったばっかりなのに??私はドキドキしてしまった。次は私の番。よーし!!決めた!!
「じゃあ・・・蓮君でいいですか??」ドキドキしてしまった。もしかしたら噛んでたかも!!!恥ずかしくなってしまった。蓮君も顔を赤らめている。
「じゃあ・・それで決定な。次は自分について語る時間。」顔を赤らめながらも、蓮君はがんばって、話した。蓮君が語り始める。
「俺は、元神カンパニーの次期社長だから、貯金を自分でためてこいって父親に言われて、今ここにいる。」蓮君は完璧に話した。
「私は、家がお金に困っててお父さんに言われたから今来ているのです。」あー!!!説明が短かったかなー???しかも緊張しちゃったー!!!
< 8 / 33 >

この作品をシェア

pagetop