サキュバスの年の差@純愛物語 イリスとシオン・魔法の恋の行方・シリーズ8
シオンは神殿を抜けて、
裏庭に出ると畑の先にある東屋に向かった。

ハーブ畑なのか、色々な種類の草花が植えてある。
「私は緑のフェアリーなので、
植物を育てます」
シオンは説明するわけでもなく、
畑を指さして言った。

「へーーー」
そう言えば、アクアは水のフェアリーだったかな・・
フェアリーにも、いろいろな属性があると言っていたっけ。

シオンは東屋のベンチに座り、
イリスにも座るように促した。
「まず、うちの商品を見てほしいのですけど!!」
イリスは大声で言うと、

スーツケースをガバッと開けて、
中身を、テーブルの上にぶちまけた。

色とりどりのランジェリー・・
ブラジャーやパンティ、キャミソール、ペチコート
それは、
摘み取った花がらのように、積まれた。

「今度、高級品路線を考えています。
素材にこだわった、良いものをつくりたいと考えているのです」


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