サキュバスの年の差@純愛物語 イリスとシオン・魔法の恋の行方・シリーズ8
少年がローブを持って、ドアの所で立っている。

「シオン様ので・・いいですか」
シオンは少年をチラッと見ると、
ローブを渡すように合図をした。

「カーチャ、お湯をわかしなさい。薬湯をつくりますから」
少年はうなずいて、すぐに姿を消した。

「イリス、これに着替えてください。
その後、体を温めるよう、薬湯を準備します」

イリスのひざにローブを置いて、
シオンも出て行った。

なんか、フラフラする・・
それでも、
びしょぬれで体に張り付いた服を、何とか脱ぐと、渡されたローブを羽織った。

目を開けているのがつらい・・・・
イリスは目を閉じた。

痛み、かゆみ、寒気が、同時に襲いかかってくる。
そのまま、机につっぷしてしまった。


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