サキュバスの年の差@純愛物語 イリスとシオン・魔法の恋の行方・シリーズ8

イリスの帰還

翌朝
レースのカーテン越しに、光が柔らかく差し込んでいる。

イリスは目を開け、ボリボリと自分の腕をかいた。
まだ、紅いブツブツが少し残っている。

それから、ベッドから滑り降りた。
長くてズルズルのローブの下は、
パンティとは言えず、パンツだ。

その大きさは、子どもサイズの深ばきではく、ちょうどよいものになっている。

胸もぺったんこ。
谷間の谷も山もない。
「はぁ、こんなん、色気ねーぜ、まったく・・・」

イリスは、ローブの打ち合わせを深くして、
ローブの裾を、ズルズルひきずりながら、廊下に通じる扉をあけた。

窓からの向かい側、
神殿の、ステンドグラスのはまった大窓が見える。

どうやら、ここは別館らしい。
長い廊下は、香の匂いが立ち込めている。

廊下を進み、いくつかの扉の前を通り、
半分ほど扉が開いている部屋を、のぞき込んだ。

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