サキュバスの年の差@純愛物語 イリスとシオン・魔法の恋の行方・シリーズ8
「ああ、そうだ」
シオンは、道端の生垣にある枯れたつるを取り
輪にしてイリスの首にかけた。
それから片膝をついて、そのつるに指をからませた。
その指の触れた場所のつるからは、緑の葉と白い小花が次々を出てくる。
「年越しの儀式では、
子どもたちは、こうした花輪を首にかけるのです」
シオンは金と緑の瞳を細くして、
満足げにうなずいた。
「さぁ、行きましょう。
ケーキの店ですが、どこがいいかな」
そう言うと、
シオンは、イリスの小さな手を握り、歩き始めた。
シオンは、道端の生垣にある枯れたつるを取り
輪にしてイリスの首にかけた。
それから片膝をついて、そのつるに指をからませた。
その指の触れた場所のつるからは、緑の葉と白い小花が次々を出てくる。
「年越しの儀式では、
子どもたちは、こうした花輪を首にかけるのです」
シオンは金と緑の瞳を細くして、
満足げにうなずいた。
「さぁ、行きましょう。
ケーキの店ですが、どこがいいかな」
そう言うと、
シオンは、イリスの小さな手を握り、歩き始めた。