サキュバスの年の差@純愛物語 イリスとシオン・魔法の恋の行方・シリーズ8
シオンは、<当たり前>という態度に、イリスは、それ以上言葉が出ず、
「うーーーー」とうなるしかなかった。
シオンはその様子を見て、
ふっとおかしそうに笑い、イリスの左手を取った。
「久しぶりなので、つい、調子に乗ってしまいました。
私は、あなたの本来の姿も好きですよ」
なんだよ、やっぱロリ・ショタ系じゃないか・・
こいつはサキュバスより、上手(うわて)だ。
イリスは、何か言い返したかったが、言葉がでてこない。
シオンは、自分の指輪を、
イリスの左手の薬指にはめた。
「私も、あなたと共にある今と未来を、大切にしたいと思います」
「うん・・」
イリスは小さくうなずき、目を閉じた。そのまぶたの裏には、
大きな木の洞(ほら)の中で、
大樹の精霊に守られて、子ウサギが安心して眠る姿が浮かんでくる。
その間にも、つるは床を埋めて、
神殿の窓や柱をつたい、天井にまで、伸ばしていく。
それは、全ての緑が、祝福しているように見えた。
「うーーーー」とうなるしかなかった。
シオンはその様子を見て、
ふっとおかしそうに笑い、イリスの左手を取った。
「久しぶりなので、つい、調子に乗ってしまいました。
私は、あなたの本来の姿も好きですよ」
なんだよ、やっぱロリ・ショタ系じゃないか・・
こいつはサキュバスより、上手(うわて)だ。
イリスは、何か言い返したかったが、言葉がでてこない。
シオンは、自分の指輪を、
イリスの左手の薬指にはめた。
「私も、あなたと共にある今と未来を、大切にしたいと思います」
「うん・・」
イリスは小さくうなずき、目を閉じた。そのまぶたの裏には、
大きな木の洞(ほら)の中で、
大樹の精霊に守られて、子ウサギが安心して眠る姿が浮かんでくる。
その間にも、つるは床を埋めて、
神殿の窓や柱をつたい、天井にまで、伸ばしていく。
それは、全ての緑が、祝福しているように見えた。