この世からログアウト
「へぇー…って はぁっ!?」


っおっと…つい本音が 。



「だって僕べんきょー苦手でさぁー。」



と言いつつ問題を解いている。

その瞬間をじーっと見ていると…



「あれっ?ここの解き方は…なんだっけ?」



「…私が教えよっか?」



「いいのっ!?ありがとー!」



この時の私の考えは甘かったと今でも思う。



後々とんでもない時間居残りする事には気付かずに…













ーーーーーーーー



「あ“ぁぁーーーづがれだぁーーーーー」



「ふぅーーーーっ…
今までどれだけ勉強してなかったの。」



「ちゃんとしてるよ!…けど忘れるんだよなー」


…それってちゃんと勉強してんのかな?
と脳内で突っ込んでおいた。



優希くんが荷物をまとめ終わったのを見計らって言う。




「じゃあそろそろ帰ろっか…あれ、雨降ってる」


「こんなこともあろうかと…
僕は持ってきてるよ!あいちゃんは?」


「…私傘持ってきてないからもっと強くなる前に
走って帰るよ。またね!」



私は覚悟を持って歩き出したその時。



「待って!かぜ!風邪ひくよ!」



そう言われ腕を掴まれた。



「これくらい平気だから。大丈夫」
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