この世からログアウト
6月中旬中間テストが終わった頃



放課後私は教室にワークを置き忘れ小走りで


取りに戻った時のことだった。




「あれ?戻ってきたの?たしか…あいちゃんだっけ。」




そこには、クラスの人…この学校の人気者の


“山上優希”さんがいらっしゃった。



あ、しっかりしないと!第一人称大事!




「…えっと、山上さんこそどうしてここに?」



「あー!!“山上さん”じゃなくてちゃんと優希くんって呼んでよー!

じゃないと教えないもんねー」



「えぇっ!?…あ、うん…ゆ、優希くん」




は、恥ずかしい…男の子を呼び捨てとかっ!!




「ふっふーん。
よーく出来ました。じゃあ教えてあげるよ

…実はー、テストで20点取っちゃって…」
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