十二歳の恋人
やっと、気まずい空気から解放された。

「ただいま〜」

お母さんが二階から降りてきた。

「――――。」

あれ??

「お母さん?!」

何だか、怖い顔してる。
「――――――。」

まさか!

思いっきり階段を駆け上った。
お母さん、部屋に入ったんじゃ………


「日記帳、見たんだ」



次は階段を駆け下りて、お母さんのとこへいった。

「約束したのに!どうして部屋に入ったのよ。」

「その前に、ちゃんと説明しなさい。」

「最低!」

「あなた達がしていることのほうが最低でしょ!!」
お母さんが声を荒げて
慧琉を睨みつけた。
「先生に連絡するから。」
「やめてよ!!」

「これは、犯罪よ!あなた幾つだと思ってるの!?」

「人位好きになったりするから!」

「こんな事、許せる訳ないでしょ!!大事な事だから聞くけど、どんな関係なの?? 」

「付き合ってるよ。でも、お母さんが思ってるような事してないから!」
「やめなさい。」

「嫌だ!」
「慧琉!」
「先生が大好きなんだもん。お母さんだって、お父さんを好きになったんでしょ!!別れろって言うならこんな家でてく!」

家から飛び出してしまった。
帰れない。
どうしよう。

これから…
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