遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
「ちょっと驚いただろ?...いいぜ。ここだけの秘密、教えてやる。...瀬川さん、いつもは柊さんと一緒にいるあんまり目立たない人みたいな感じなんだけど、笑うとすごく可愛いんだよ。顔もよく見ると美形だし。絶対に磨けば光るタイプだ!」
まるで瀬川さんをもう自分の彼女にしたみたいな口ぶりで、新谷は話し続ける。
「それに成績良いし、聞くところによると料理が得意らしい。おまけに、海斗と悠祐どっちのファンクラブにも入ってない!もうこれはメチャクチャ優良物件っしょ!人気が出る前にアタックしなくちゃ損だね」
「俺知らなかったその情報!」
「だろ?」
「そっかぁ、瀬川ちゃんかぁ。…俺も狙っちゃおうかな」
「それじゃあ並川と俺はライバルだな!よーし、どっちが先にオトせるか勝負だ!」
キーンコーンカーンコーン
ちょうど朝のチャイムが鳴り響き、ふたりによる瀬川さんの話は一旦途切れた。
まるで瀬川さんをもう自分の彼女にしたみたいな口ぶりで、新谷は話し続ける。
「それに成績良いし、聞くところによると料理が得意らしい。おまけに、海斗と悠祐どっちのファンクラブにも入ってない!もうこれはメチャクチャ優良物件っしょ!人気が出る前にアタックしなくちゃ損だね」
「俺知らなかったその情報!」
「だろ?」
「そっかぁ、瀬川ちゃんかぁ。…俺も狙っちゃおうかな」
「それじゃあ並川と俺はライバルだな!よーし、どっちが先にオトせるか勝負だ!」
キーンコーンカーンコーン
ちょうど朝のチャイムが鳴り響き、ふたりによる瀬川さんの話は一旦途切れた。