遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
「じゃ、じゃあ保健室まで運んでくれたのも...?」


「うん」


「隣の席になったのも...?」


「本当のことだよ」


莉音がまた崩れ落ちそうになっている。


何て言うんだろ。反応がいちいち面白い。


席替え…前までは嫌で仕方がなかったけど案外良いもんかもしれないな。



「莉音とはあんまり話したことなかったけど、学校生活今以上に楽しめそうな気がする。これからよろしくな!」



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