遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
…結果。大阪に行くことになりました。


「やった!久しぶりに大阪に行ける!」


「俺の…奈良…」


勝敗も決まり、2人はいつの間にか標準語に。


いつもはクールな未花ちゃんがはしゃぐ姿に苦笑しながら、私は悠祐くんに歩み寄る。


「勝手にくじって決めちゃってごめんね」


「ううん。どうせ、このまま話し合っても埒が明かなかっただろうし」


「でも、先生が1日目全員で奈良に行くって計画もあるにはあるって言ってたよ」


「…マジ?」


う…。


悠祐くんの目がきらきらしてる…めちゃ可愛い。
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