遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
「どうかした…?」


「柊、委員会でしょ」


「う、うん」


私が頷くと、東くんは自分のお弁当を持ち上げた。


「一緒に食べない?」


イッショニタベル…?ドウイウコトカナ…?


「えと、悠祐くんは…?サッカー部の人たちは良いの?」


「うん。断ってきた。莉音と一緒に食べたかったから」


私と食べたかったから…なんで…。


「…どうして、私なんかと…」


「屋上行くんでしょ。続きはそこで話そうか」


笑ってる…しかし圧を感じる…。


「いやでも…」


「行こうか」


さっと手を取られて有無を言わさず連行された。
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