遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
授業はいつものように進んで、今は修学旅行の話し合いだ。


悠祐と柊が奈良と大阪どっちに行くかでぶつかっている。


悠祐は関西出身だったから…柊も同じ類か?


そしてその2人の間であわあわしている莉音。


昨日新谷に言われてから妙に意識してしまっている。


確かに莉音は可愛い。


気配りもできるし、隠れて莉音のこと好きな奴もけっこういるとは思う。


でも。それを俺に置き換えた時に恋愛感情なのかと言われると判断に悩む。


そもそも俺は恋をしたことがない。


莉音を妹みたいな感じで見ているって思ってたし。
< 55 / 114 >

この作品をシェア

pagetop