遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
つか、話長くね?


悠祐とそんなに話すことなんかないはずだろ。


…仲良さそうだな。


気づいてはいる。若干莉音に距離を置かれてることくらいは。


話しかけても緊張してんのか口数少ないし。


だけど、今の悠祐との会話には緊張なんか皆無で朗らかな莉音がいる。


「他の男はいいのかよ…」


せめて、男が全員嫌いとかだったら良かったのに…。


会話が早く終わってほしいという気持ちで眺めていると。


「は……」


目の前で起こった光景を信じられなかった。
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