遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?

海斗くんの暴走開始


***

前回の続き!

屋上にきた私たちは何とも気まずい空気の中、一緒にお弁当を食べることにしたよ★


…心の中のナレーションはすこぶる明るいけど、私たちの顔色は全然明るくない。


一応日陰に移動して座ってみたけど、それで何かが変わる訳もなく。


東くんもいつものパーフェクトスマイルが崩れて思案顔だし。


もう、さっきのは事故ってことにしてしまった方がお互い良いのでは……。


いろいろ悩みながらもお弁当のふたを開ける。


東くんはお母さんに作ってもらってるのかな。


ど、どんなおかずが入ってるのか気になる…。


alwaysイケメンな東くんを形成している品の数々が見たくて、隣に目を移した。
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