遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
「まず、ぴよぴよコロッケくんっていうのは、コロッケの上にコーンとかを使ってひよこの顔を表現してる手の込んだ冷凍食品なんだけど、比べてみて。私のと表情が違うでしょ!」
「…本当だ。莉音のは眠そうな顔してるけど、俺の分は目がキラキラしてる」
「そうなの!レア出現率は約0.0003%!当たること自体がほぼ奇跡なの!」
熱弁する私に東くんはクスッと笑う。
「…欲しい?」
「いや、流石に申し訳ないよ」
ぴよぴよコロッケくんファンだからこそ、このレアの貴重さが痛いほどわかるし、何より東くんのお母さんが東くんに食べてほしいと思って入れてるんだから。
…本当は欲しいけど。
「じゃあ、莉音のと交換でどう?」
「…本当だ。莉音のは眠そうな顔してるけど、俺の分は目がキラキラしてる」
「そうなの!レア出現率は約0.0003%!当たること自体がほぼ奇跡なの!」
熱弁する私に東くんはクスッと笑う。
「…欲しい?」
「いや、流石に申し訳ないよ」
ぴよぴよコロッケくんファンだからこそ、このレアの貴重さが痛いほどわかるし、何より東くんのお母さんが東くんに食べてほしいと思って入れてるんだから。
…本当は欲しいけど。
「じゃあ、莉音のと交換でどう?」