遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
「海斗くん…!何してるの…!」


「恋人つなぎ」


言って欲しいわけじゃなくて!


毎秒指の絡め方をちょっとずつ変えてくる。


右手に熱が集まってきて、心臓がバクンバクンと大きな音を立てる。


「…ぁう」


「やばい。今の莉音めっちゃ可愛い」


「そ、ゆこと…言わないで…」


「思ったことを素直に口にする。これが俺の今年の抱負」


都合の良い抱負…!
< 75 / 114 >

この作品をシェア

pagetop