遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
手つないだり、甘い言葉ささやいたり、海斗くんはどうしてこう…。


「うう…もう」


平然としてなきゃ。私が。


よし。


気持ちを切り換えて教室へ戻ろうとすると。


「あの…!」


後ろから声をかけられた。


「はい」


返事をして、振り返ってびっくり。


究極の美少年がこちらを見ていた。


何この子⁉目が大きいし、肌すべすべだし、まつげふさふさだし。


ちょっと声が普通の男子より高いのがまた良い。
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