遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
…はっ!いかん。ついじろじろと見てしまった。


困っているみたいだし、制服が違う…。転校生?


「どうかしましたか?」


平静を装って笑顔で対応する。


「職員室はどちらにありますか?」


「えっと…こっちの廊下を突き当りまで進んで、右に曲がって…」


って、これじゃあ一緒に行った方が早いか。


「えと、案内しましょうか…?」


「お願いします!」


にっこりと笑う転校生くん。天使級にかわいい。
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