遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
「じゃ、じゃあ行きましょう」


こうして急遽、転校生くんを連れ立って職員室に行くことに。


向かう途中、転校生くんは名前を教えてくれた。


(いずみ)風季(ふうき)です」


「風季くんかあ!私は瀬川 莉音っていいます」


「莉音さんは何年生ですか?」


「高2だよ」


「そっか。じゃあ僕の一個上ですね!莉音先輩って呼んでも良いですか?」


「もちろん!」


良い子…!なんて良い子なの!
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