遠くから眺めるだけだった推しが溺愛してくるのですが、これは夢ですか?
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教室に帰ってからも海斗くんの攻撃は続いたけど、頑張って平静を装った。
だって、本来の私たちの関係は神とそれに群がるオタク。
簡単に触れ合ってはいけない仲なのだ。
オタクはオタクらしく、後ろから神がスターダムへ伸し上がるのをそっと支える存在にならなければ。
そんなわけで現在は放課後。
サッカー部の練習を、群衆に紛れて一人で見ております。
これは私のオタ活のルーティーン。
サッカー部が、他の部活と交代制でグラウンドを目いっぱい使えるのは、毎週水曜日と休日。
その時には必ず試合があって、私は、そこに出る海斗くんをフェンス越しから毎週拝む。
今日は水曜日で、練習試合中。