エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 そう考える時点で結構彼を好きなのかもしれない。

 サラダの上にのった温泉卵をフォークで割り、とろりとした黄身を新鮮なレタスと絡めて口に運んでいると、引っかかるワードが耳に入った。

「今、なんて言った?」

「え? 今度自衛官と合コンするって。もしかして興味ある?」

 そう話したのは、二週間前に恋人と別れた同僚の真紀(まき)だ。

 自衛官……。篠も航空自衛隊の一尉だと言っていた。

「ちょっとね。あ、合コンに行きたいわけじゃないよ」

「そう? まあ参加者は少なければ少ないほどいいから。だって私への注目度が上がるでしょ?」

 なにを言ってるんだか、とみんなから一斉にツッコミが入る。
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