エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「私だけちょっとついていけてないような気がする」
篠はなにも言わなかった。無言で私の言葉を促している。
「二十年近く会ってない幼馴染なのに、婚約者……ううん、許嫁かな。そんな扱いで、みんな当たり前のように結婚を受け入れてくれるの。だけど私、会うまで篠のことを初恋の幼馴染としか思ってなかったよ。篠みたいにずっと想い続けたわけじゃないし、会いに行こうって思ったこともなかった。またいつか会えるのかな、くらいは思ったけど」
心のどこかで感じていたもやもやを全部口に出す。
篠はなにも言わなかった。無言で私の言葉を促している。
「二十年近く会ってない幼馴染なのに、婚約者……ううん、許嫁かな。そんな扱いで、みんな当たり前のように結婚を受け入れてくれるの。だけど私、会うまで篠のことを初恋の幼馴染としか思ってなかったよ。篠みたいにずっと想い続けたわけじゃないし、会いに行こうって思ったこともなかった。またいつか会えるのかな、くらいは思ったけど」
心のどこかで感じていたもやもやを全部口に出す。