エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「……もしかしたらって思わなかったわけじゃないのになぁ」

「ん?」

「イケメンエリートパイロットってやつ。篠よりかっこいい人なんていないもんね」

「またそうやって」

 下から覗き込んでいた篠が身体を起こし、私をソファの背もたれに押しつけるように覆いかぶさる。

「でも三宅さんはかっこよかった」

「……あんなやつを褒めるな」

 わかりやすく不機嫌な顔をした篠に唇をついばまれる。

「三宅さんもパイロット?」

「そうだ。腐れ縁だな」

「あんなふうに話してる篠、初めて見た」

「俺も友達といる実結を初めて見たよ。新鮮だった」

 まさか私も観察されていたとは知らず、少し驚く。

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