エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 息もできないくらい甘い口づけからは、私を求める篠の激しい欲が伝わった。

「篠、お風呂……」

「そうだな」

 納得したようだから引いてくれるのかと思いきや、篠はまた私にキスをする。

「やっぱり一緒に入ろう」



 篠は浴室から出ると、ちょっとぐったりした私を抱き上げてベッドまで運んだ。

 やわらかなベッドの気持ちよさが倦怠感を引き立てて、このまま寝てしまいそうになる。

 だけど目を閉じようとすると、篠に頬をつままれた。

「まだ終わりじゃないぞ」

 とても疲れているだろうと思っていたのに、篠の体力は私の想像をはるかに超えていた。

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