エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 シャワーを浴びるだけのはずがじっくり一時間以上愛され、へとへとになった私は、自分がのぼせているからぼうっとしているのか、それとも篠の欲求についていけなくてぼんやりしているのかわからなくなった。

 しかも篠はまだ続けるつもりだ。今度はベッドの上に場所を変えて。

「明日も早いのに大丈夫なの……?」

「だから今、気力を回復してる」

 篠が獰猛に笑って私の首筋に吸いついた。

 さっき浴室の鏡でそこに赤い痕がいくつも咲き乱れているのを見ている。あんなに痕をつけておきながら、まだ数を増やす気でいるらしい。

「んっ……」

「まだ夢を見ているみたいだ。会えない間、ずっと実結の夢を見てた」

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