エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
ウエディングドレスと制服
怖いことがあっても日常が戻ってくるのは、篠と山で遭難したときと一緒だ。
気がつくと新しい年がやってきて、今はもう春になっている。
私たちが再会してもうすぐ一年。
ぴったりその日に合わせたら素敵だったのだろうけれど、それよりも早く結婚式の日を迎えた。
ブライダルエステで磨かれた身体に、篠が選んでくれたウエディングドレスをまとう。
正統派のドレスに包まれた自分を鏡で見ると、なんだか不思議な気分になった。
篠と結婚してから結構な月日が経っているのに、ウエディングドレスを着ただけで初々しい気分になるなんて。