エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 過去よりももっと一緒にいて楽しい人に変わっていたし、それ以上に私をときめかせる男性になっていたのだ。

『で、どうなった? 結婚式はいつ?』

「結婚するとは言ってないよ」

『なんでだよ。あいつ、六歳の頃からお前ひと筋なのに』

 ……つまり、二十四年も私を想い続けていたというのか。いや、あんな魅力にあふれ溢れた人物が誰とも恋愛をせずに生きていたとは考えにくい。

 と、自分に言い聞かせるも、ちょっとうれしい気持ちはどうしても芽生える。

「いつから知ってたの?」

『小学生くらいのときから。篠はずっと実結しか見てなかったよ』

「……それなのに教えてくれなかったんだね」

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