エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
『気になる? 聞いてきてやろうか』
「……お兄ちゃんが間に入るとややこしくなるからいい」
幼い頃の思い出として美化されていた初恋の人。
篠にとっての私はそれで、私にとっての篠もそうだ。
放っておけないかわいい幼馴染を誰よりも特別視していたあの頃。
今も思い出すと胸が温かくなるけれど、なにも知らない状態でずっと会っていなかったら、自分から会おうとは言えないかもしれない。
昔と違うね、なんて言われてがっかりされたら?
あの頃はかわいかったのに……と背を向けられたら?
きっと篠だってそんな不安があっただろうに会いに来てくれた。
「……お兄ちゃんが間に入るとややこしくなるからいい」
幼い頃の思い出として美化されていた初恋の人。
篠にとっての私はそれで、私にとっての篠もそうだ。
放っておけないかわいい幼馴染を誰よりも特別視していたあの頃。
今も思い出すと胸が温かくなるけれど、なにも知らない状態でずっと会っていなかったら、自分から会おうとは言えないかもしれない。
昔と違うね、なんて言われてがっかりされたら?
あの頃はかわいかったのに……と背を向けられたら?
きっと篠だってそんな不安があっただろうに会いに来てくれた。