エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 私を好きだと言い、結婚を申し出たときの甘いささやき。

 篠の言動のひとつひとつが私への深い愛情を示していた。

 枕から顔をどけ、誰もいない部屋に向かって溜息をひとつ。

「ちゃんと考えなきゃな」

 彼が本気なら、私も本気の気持ちを見つけなければいけない。

 結婚したいと思う瞬間はどういうときにくるのだろうと、ぼんやり思った。
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