エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「だってお前、合コンに誘っても来ないし、学生のときから誰とも付き合おうとしなかっただろ。そんなやつが好きな子って、どんな感じなのか気になって当然じゃないか。今どき珍しいぞ、そんな一途なやつ」

「お前が軽すぎるだけだろう」

「違う違う。いいなーって思う子が多いだけ」

 こんな男が一般的にはお堅い職業とされている自衛官なんて、初対面の人間の何人が信じるだろうか。

 ……いや、体格や仕草で意外と気づかれるから案外わかるものかもしれない。

「言っておくけどな。お前が思うほど特別な人じゃない」

「でも、お前にとっては違うんだろ?」

 図星を刺されてぐっと言葉に詰まる。

< 90 / 376 >

この作品をシェア

pagetop