エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「……そうだよ。俺にとっては誰よりも特別だ」

「ますます興味が湧いてきた。もう一杯いいぞ」

「これ以上飲んだら眠れなくなる」

 夜中にコーヒーのおかわりを勧めようとする三宅は、いつの間にかカフェラテを半分ほど飲み終えていた。

 それを見やりながら先日のことを思い出す。

「二十年近く会ってなかったんだ」

「そんな相手をずっと好きだったのか。見直したよ」

 そう、俺はずっと実結が好きだった。

 まだ彼女をみぃちゃんと呼んでいた頃からずっとだ。

 きっかけはなんだっただろう? 幼馴染として傍にいるのが当たり前だったから、いつの間にか好きになっていたというのが正しいかもしれない。

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