エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「だめだ」

「なんでだよ、俺に惚れるからか?」

「は?」

「……本気にするなよ」

 実結には俺だけを好きでいてほしい。

 先日の雰囲気を見る限り、脈なしとは思えないから期待している。

 今まで伝えられなかった分の想いを全部伝えて、好きになってもらいたかった。

 俺の気持ちばかり先行しすぎないようにしなければと思っていると、不意に三宅が苦笑する。

「なんかお前、人間っぽくなったなあ」

「急にどうした」

「おもしろいやつだと思ってたけど、もっとおもしろくなったよ。幼馴染ちゃんに感謝だな」

 三宅がカフェラテを飲み干すのを見て、俺も残っていたアイスコーヒーを飲み終える。

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