俺様男子はお気に入りを離さない
見事なまでの梅雨明けを見越していたかのように、夏の暑い日差しと空気に変わった今日、球技大会が行われた。
蒸し暑さからジリジリと焼ける暑さに変わっている。もう夏だ。
日差しは苦手だから、バレーボールにしてよかったとつくづく思った。バレーボールは体育館で行われるからだ。
タイムスケジュール的に、私の出るバレーボールが終わってから御堂くんの出るサッカーを途中からだけど見に行くことができそう。
そう密かに計画を立てていたら菜穂にニヨニヨされてしまった。どうやら彼女には私の行動はお見通しらしい。さすが親友。
バレーボールでほどよく汗を掻いてからグラウンドに出た。
「あっつー」
「ねっ。こんな炎天下でよくスポーツできるよね。あっ、千花子、早く行かないとサッカー終わっちゃうよ」
「あっ、待ってー」
御堂くんに興味のない菜穂だけど、私に付き合って一緒にサッカーを観戦してくれるらしい。
グラウンドではすでに黄色い観戦が上がっていて、御堂くんファンたちで溢れていた。
やっぱり御堂くんはすごい。
たくさんの生徒の中でもひときわ輝いて見える。
御堂くんがボールを持つたびにキャーと歓声が上がる。私も心の中で一緒に叫ぶ。
御堂くんかっこよすぎる。
蒸し暑さからジリジリと焼ける暑さに変わっている。もう夏だ。
日差しは苦手だから、バレーボールにしてよかったとつくづく思った。バレーボールは体育館で行われるからだ。
タイムスケジュール的に、私の出るバレーボールが終わってから御堂くんの出るサッカーを途中からだけど見に行くことができそう。
そう密かに計画を立てていたら菜穂にニヨニヨされてしまった。どうやら彼女には私の行動はお見通しらしい。さすが親友。
バレーボールでほどよく汗を掻いてからグラウンドに出た。
「あっつー」
「ねっ。こんな炎天下でよくスポーツできるよね。あっ、千花子、早く行かないとサッカー終わっちゃうよ」
「あっ、待ってー」
御堂くんに興味のない菜穂だけど、私に付き合って一緒にサッカーを観戦してくれるらしい。
グラウンドではすでに黄色い観戦が上がっていて、御堂くんファンたちで溢れていた。
やっぱり御堂くんはすごい。
たくさんの生徒の中でもひときわ輝いて見える。
御堂くんがボールを持つたびにキャーと歓声が上がる。私も心の中で一緒に叫ぶ。
御堂くんかっこよすぎる。