死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。
「ヘイ!ソコノアナタ」
「へ?」
空気とは何かを考えていたとき、右から声がした。
そこには、灰色のロボットがいた。
人型ではなく、四角の中に顔が付いたかわいらしい猫の顔に、体は灰色で四角い。
「オレラㇳアソバナイ?」
え?な、ナンパというやつ?ロボットから?こんなの経験がなさすぎて、焦って呆然とロボットをにらみつけるような形になってしまった。
初めてのナンパって…ロボットに?こんなの私だけなんじゃないだろうか。
別に私は顔もそんなに可愛くないのに、ナンパってほんとにあるんだ。ロボットに。
かわいらしい猫型ロボットとは裏はたに、ナンパとかしてくる。
「モテてるんです。よかったですね!」
爽玖くんは明るく、無表情で言う。
他のお客さんは気づいていない様子。
「え、私どうすればいい?」
爽玖くんに質問してみた。こんなの答えられる方がおかしい。
「いってらっしゃーい」
手を降ってくる。
「いやどう見ても違うでしょ!!」
私は思わずツッコミを発射する。
「ア?オトコデスカ?」
ロボットは、首を動かし爽玖くんをにらみつける。
え?なに?このパターン……。
「はい。一応男です」
答えるんだ。爽玖くんも。
しかも一応ってなんだろう。
「カレシ?」
私の方を向いて、ロボットは質問する。
「へ?」
空気とは何かを考えていたとき、右から声がした。
そこには、灰色のロボットがいた。
人型ではなく、四角の中に顔が付いたかわいらしい猫の顔に、体は灰色で四角い。
「オレラㇳアソバナイ?」
え?な、ナンパというやつ?ロボットから?こんなの経験がなさすぎて、焦って呆然とロボットをにらみつけるような形になってしまった。
初めてのナンパって…ロボットに?こんなの私だけなんじゃないだろうか。
別に私は顔もそんなに可愛くないのに、ナンパってほんとにあるんだ。ロボットに。
かわいらしい猫型ロボットとは裏はたに、ナンパとかしてくる。
「モテてるんです。よかったですね!」
爽玖くんは明るく、無表情で言う。
他のお客さんは気づいていない様子。
「え、私どうすればいい?」
爽玖くんに質問してみた。こんなの答えられる方がおかしい。
「いってらっしゃーい」
手を降ってくる。
「いやどう見ても違うでしょ!!」
私は思わずツッコミを発射する。
「ア?オトコデスカ?」
ロボットは、首を動かし爽玖くんをにらみつける。
え?なに?このパターン……。
「はい。一応男です」
答えるんだ。爽玖くんも。
しかも一応ってなんだろう。
「カレシ?」
私の方を向いて、ロボットは質問する。