死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。


「………ちっ………」




なぜか舌打ちをされる。




「ちょっと?舌打ち?ひどいなぁ」




私は笑いながら泣きそうになっていた。
やってやった。精一杯。




その時。



思い出した。全て。



この光景、見たことがある。





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