死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。
「あ、あのさ!」
さあ、勇気を持て。夏菜。
爽玖くんの事、もっと知って、
自殺を止めるんだ。
「あ、俺早く教科書届けないとなので。もう行きます。」
「あ、はい。」
負けた。うう。
「あの…持とうか?」
軽々しく持っているけど、本当は重いかもしれない。
「いえ、全然大丈夫です。」
「あ、はい。」
断られてしまった。
そう言いながら、爽玖くんは歩き出した。
その瞬間。
バタッバタッバタ…
「あ…」
教科書が爽玖くんの手からバタッと床へ落ちていく。
なんだ、ホントは重かったのかな?
「大丈夫?」
私もそう言いながら、教科書を拾い集める。
「す、す、すいません。。」
お、爽玖くんがなんだか戸惑ってる。
初めて見る光景だ。
「あ、ホントは重かったの?」
「いや、えっと…。た、ただ落ちただけです…!」
こんな爽玖くん、初めてみた。
なんか強がってるみたいで、意外と可愛いなぁ
「ははっ意外と可愛いんだね、爽玖くんって」
心の中の言葉がいつの間にか出ていた。
「は?ちょ、何言ってるんです?」
見ると頬や耳が少し赤い。ホントは恥ずかしがり屋なのかもしれない。
「あと、俺と早く死ぬなら死んでくれます?もう俺、早く死にたいんですけど。」
急に雰囲気が一変する。いい雰囲気を破壊してくる爽玖くんを見てははっと吹き出す。
「ごめんごめん。」
よし、今度こそ。
さあ、勇気を持て。夏菜。
爽玖くんの事、もっと知って、
自殺を止めるんだ。
「あ、俺早く教科書届けないとなので。もう行きます。」
「あ、はい。」
負けた。うう。
「あの…持とうか?」
軽々しく持っているけど、本当は重いかもしれない。
「いえ、全然大丈夫です。」
「あ、はい。」
断られてしまった。
そう言いながら、爽玖くんは歩き出した。
その瞬間。
バタッバタッバタ…
「あ…」
教科書が爽玖くんの手からバタッと床へ落ちていく。
なんだ、ホントは重かったのかな?
「大丈夫?」
私もそう言いながら、教科書を拾い集める。
「す、す、すいません。。」
お、爽玖くんがなんだか戸惑ってる。
初めて見る光景だ。
「あ、ホントは重かったの?」
「いや、えっと…。た、ただ落ちただけです…!」
こんな爽玖くん、初めてみた。
なんか強がってるみたいで、意外と可愛いなぁ
「ははっ意外と可愛いんだね、爽玖くんって」
心の中の言葉がいつの間にか出ていた。
「は?ちょ、何言ってるんです?」
見ると頬や耳が少し赤い。ホントは恥ずかしがり屋なのかもしれない。
「あと、俺と早く死ぬなら死んでくれます?もう俺、早く死にたいんですけど。」
急に雰囲気が一変する。いい雰囲気を破壊してくる爽玖くんを見てははっと吹き出す。
「ごめんごめん。」
よし、今度こそ。