死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。
気がつくと、もう体育館の前まで来ていた。
緊張したり、嫌だなぁと、思うことは早く感じることはどうしてなんだろうか。
そこを疑問に思う。
心臓が口から飛び出しそうなくらいドキドキしながら体育館裏へ行った。
あまり行きたくなかったけど、行かないと失礼な気がしたので、行った。
体育館裏は、
本当に告白用の場所なの!?と、
高校1年生の入学したばかりの時、
勘違いしてしまったくらい、
少女漫画の世界にありそうな空間だった。
誰にも見られないし、
そこで告白し、付き合った人も多いという。
1本の木、地面は緑で、なんだかとてもその空間はロマンチックだ。
なんだか嫌なザワザワ感が胸にあり、
思わずクセで制服のボタンをなぞり触る。
学生鞄を持ちながら、
緑の空間へ足を一歩動かせると、