死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。

「俺なんて生きる意味なんて…ない。

生きてても誰も喜ばないし…俺が死んでも誰も…気づかないですよ」

急なる爽玖くんの思い込みに、戸惑ってしまう。


「そんなこと…ない…でしょ、…!」

爽玖くんがどんな道のりを今まで生きてきたのか分からなくて、生きる意味あるよ!!と言っても、自分勝手な気がして何も言えない。
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