死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。



「あの…!」




なんとか言葉を発した。
心の中でツッコミすぎで疲れる。



「えっと、ま、まず君は…誰?」



「あー、俺ですか。俺はこの高校の1年4組です。」


そして、ひと息彼は置き、また口を開く。



「新川 爽玖【あらかわ さく】っていいます」



えっちょっと待って、1年生…!?っていうことは年下!?

なんで年上の学年の人にそれ言う!怖くないん!?


不思議な人だ…。



っていうか、この人表情とかないの、?



私は表情がないと変かなと思い、
必ず表情をつけて話しているのに…。。



ずっと真顔…笑わない…。。



「わ、私は2年4組の

永野 夏菜【ながの なつな】です…。
< 7 / 195 >

この作品をシェア

pagetop