死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。
「あの…!」
なんとか言葉を発した。
心の中でツッコミすぎで疲れる。
「えっと、ま、まず君は…誰?」
「あー、俺ですか。俺はこの高校の1年4組です。」
そして、ひと息彼は置き、また口を開く。
「新川 爽玖【あらかわ さく】っていいます」
えっちょっと待って、1年生…!?っていうことは年下!?
なんで年上の学年の人にそれ言う!怖くないん!?
不思議な人だ…。
っていうか、この人表情とかないの、?
私は表情がないと変かなと思い、
必ず表情をつけて話しているのに…。。
ずっと真顔…笑わない…。。
「わ、私は2年4組の
永野 夏菜【ながの なつな】です…。