甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
っ……、むりダメ。
また夜紘くんにされたこと思い出しちゃう。
身体の内側が熱くなる感覚とか。
肌に吸い付く唇の感触とか……。
うぅぅ、なんてこと思い出しちゃってるの……!
ギュッとつぶった目を開けたら。
「……っと、大丈夫?」
「っ……、だいじょう……ぶ」
クラッとふらついた。
あれ、なんでこんなふらふらする……?
それに、ちょっと息苦しい。
これって、もしかして……。
「熱っぽいね? そんな状態で戻れる?」
どうしよう……。
これ発情しちゃった……?
いま一緒にいるのは陽世くん。
考えてたのは夜紘くんのこと。
これってどっちに発情してるの……?
「こっちおいで。僕が抑えてあげる」
空いてた教室に連れ込まれた。
扉が閉まったと同時に、鍵がかかった音もした。