甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
夜紘くんに抱きしめられた途端、身体がぶわっと熱くなって甘い匂いにクラッとした。
「叶琳……おいで。俺とキスしよ」
「んっ……」
夜紘くんにキスしてもらったら、熱がいったんグーンとあがって……しばらくしてぜんぶパッと抜けていった。
でも……自分の気持ちもわからないまま、本能が求める相手とキスしちゃうのは、やっぱり違う気もする。
* * *
――翌日。
「なんで僕だけ呼び出されるのかなぁ」
「……父さんに呼ばれたら逆らえないでしょ」
「しかも1日帰れないって。夜紘なんか仕組んだでしょ?」
「俺は何もしてないけど。陽世だけ来いって言われてるんだから潔く従えば?」
なんでも、陽世くんだけお父さんから呼び出されたみたいで。
しかも、今日はこのまま帰ってこないっぽい。