甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



だから陽世くんは不満そう。


反対に夜紘くんはなんだか満足そう。


「いつか夜紘も僕と同じ目に遭えばいいのになぁ」


「俺はならないし」


「もしなったら、いま僕にしたように追い出してあげるからね?」


ひぇ……陽世くん笑顔で怒ってるの怖すぎる……!


こうして、陽世くんは渋々出かけて行った。


3人で暮らし始めてから、はじめて夜紘くんとふたりっきりで1日過ごすんだ。


とはいっても、あまり変わったことはなくて。


……と思ったら。



「今日ずっと叶琳のこと独占できてうれしい」


「さっきから抱きつきすぎだよ!!」


夜紘くんが、いつも以上にベタベタ甘えてくる……!


わたしがどこにいても、何をしててもお構いなし。


「ねー、叶琳」

「わわっ、またギュッてする……!」

< 111 / 180 >

この作品をシェア

pagetop