甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



「早くしてくれないと噛みつくよ」


わぁ……甘えん坊な猫かと思ったら、急に凶暴な猫になっちゃったよ。


「じゃ、じゃあ失礼します」

「ん、どうぞ」


夜紘くんの髪って、ちょっと猫っ毛なのにさらさらしてるなぁ。


ん……? 

というか、これっていつまで撫でてたらいいの?


「か、かゆいところありますか!」

「ふっ、ここいつから美容室になったの?」


「うぅ……だって、ただ撫でてるだけだと物足りないかなぁなんて」


「全然満足してるんだけど」


あ、夜紘くんちょっとうとうとしてる?


陽世くんを送り出したのが朝早かったから眠いのかな。


夜紘くんは、朝がとても苦手だから。


「えっと、このまま寝る?」

「ん……ちょっと寝る。叶琳は俺から離れないで」


ギュッてされたまま、ベッドに倒れちゃった。

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