甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
洋服、アクセサリー、バッグ、靴……何もかもが揃ってる……!
し、しかも貸し切り……。
これまさかお店ごと買い取ったとか言わない……よね?
「叶琳ちゃんが好きそうなもの揃えたんだけど」
「え、あっ、えっと」
「叶琳ちゃんは何を着ても可愛いから、これだけあると迷っちゃうね」
やっぱり陽世くんは、ちょっと感覚がずれてる……!
わたしのためにお店ごと貸し切って、おまけにこんなに服とかアクセサリーまで用意してくれて。
規模がすごすぎるよ。
「とりあえず彼女に似合うものを見立ててもらえるかな」
「かしこまりました。では、こちらへ」
女性の店員さんが、サッと何着か選んだものがラックにかけられた。
「お好きな色はございますか?」
「あっ、えぇっと……」
ど、どどどうしよう。