甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。
えっ、つまりめちゃくちゃ高級なところに行く予定ってこと?
結局、チェック柄の丸襟が可愛い、落ち着いたピンクのワンピースに決まった。
「髪とメイクもお願いしよっか」
髪は毛先までクルクル。
肌はツヤツヤ、唇はうるうる。
「あぁ、可愛いよ叶琳ちゃん。僕のためだけにこんなに可愛くなって」
「えぇっと、変じゃない……かな?」
「とびきり可愛いよ。僕以外の誰の瞳にも映したくない」
今日は陽世くんが、いつもよりとってもにこにこ。
「それじゃあ、このままデートしようね」
「えっ、あっこれお会計……」
「気にしなくていいよ?」
「で、でも!」
「いいんだよ。僕から叶琳ちゃんへプレゼント」
「えぇ……っ。うっ、ありがとう」
陽世くんは、何から何までスマートすぎる……!