甘々イケメンな双子くんから、愛されすぎて困ってます。



えっ、つまりめちゃくちゃ高級なところに行く予定ってこと?


結局、チェック柄の丸襟が可愛い、落ち着いたピンクのワンピースに決まった。


「髪とメイクもお願いしよっか」


髪は毛先までクルクル。

肌はツヤツヤ、唇はうるうる。


「あぁ、可愛いよ叶琳ちゃん。僕のためだけにこんなに可愛くなって」


「えぇっと、変じゃない……かな?」


「とびきり可愛いよ。僕以外の誰の瞳にも映したくない」


今日は陽世くんが、いつもよりとってもにこにこ。


「それじゃあ、このままデートしようね」


「えっ、あっこれお会計……」


「気にしなくていいよ?」

「で、でも!」


「いいんだよ。僕から叶琳ちゃんへプレゼント」


「えぇ……っ。うっ、ありがとう」


陽世くんは、何から何までスマートすぎる……!

< 124 / 180 >

この作品をシェア

pagetop